みなさま、いかがお過ごし?[ミル姉風](ネタが古い)
今日は私から、オススメ本をご紹介します。万人ウケはしませんので覚悟しておいてくだい。というかむしろ、だいぶクセが強めの本です。
これです。
おすすめ本紹介『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版』
この本がオススメである理由は、これからゆっくり章立てでご説明します。参考までに、読むタイミングのオススメは、生まれる6ヶ月前から生まれるまで、そしてその後数回に渡って一年以上読むことをおすすめします。つまり、すでにタイミングを逃していても気にせずに読んでください。結局一回読んだだけではわからないので、その理由はこれからご説明します。
どんな本か
このジーナ式は、カリスマナニー、なる人が昔に書いた本で、乳幼児の育児におけるスケジュールや、必要なグッズなど、一通りが書かれている本です。ざっくり引用すると以下です。
2007年に発売された超ロングセラー
『カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』の改訂版。
◆目 次◆
[第1章] 出産前に準備することは
[第2章] なぜ赤ちゃんの生活にスケジュールが必要なのか
[第3章] 授乳について
[第4章] 睡眠について
[第5章] 赤ちゃんのスケジュールを整えるには
[第6章] ジーナ式スケジュール・実践編
[第7章] 1年目によくあるトラブル
この本をなぜ読むべきか
この本を僕が最初に読んだ時、妻が最初に読んだ時の感想は「訳わかんねぇ。。。」でした。”良薬口に苦し”とはよく言ったものですが、口に苦しどころか、「ど、どうやって飲んだら良いのかもわかんねぇ薬だ。。。」ぐらいのテンションです。
ってことで出産前数ヶ月からチャレンジして何度も挫折したのですが、徐々に意味がわかるようになり、今や私はKindle版とハード版の両方を手元に持っています。未だこの本の真髄は理解しきれていませんが、今回みなさまには、「この本はわかりにくい本である」といった前提を元にお伝えしていきたい所存です。
読んで得られるメリット
(読めれば)原理原則がある程度わかる:正解は決まっていない
「ジーナ式を理解する」という山場を超えた前提で話すと、ジーナ式はとてもわかりやすくなります(なぜなら、理解できてきたから)。何を言ってるんでしょうね。つまり、理解すれば、原理原則や考え方の哲学みたいな部分が見えてくるんですね。すごく簡単なので言えば、「赤ちゃんは日の出と共に起きるべし」「スケジュールを一定に保つべし」的なね。でまあこれくらいなら巷のインスタとかYouTubeとか見れば良いじゃんって話になってくるのですが、読まないとわからない微妙なニュアンスを含めた原理原則、とかもあります。
(読めれば)不安が和らぐ:右も左もわからないからこそ
あなたがこの本を読んだ時。きっとあなたはこう思うはずです。「訳がわからない、きっと子育てもこんなに訳がわからないことの連続なのだ。もう終わりだ。」
その考えは半分当たりでハズレです。ジーナ式が、初見で訳がわからないことには激しく同意しますが、子育ては実は思ったほど訳がわからないことだらけがではないです。赤ちゃんはお腹が空けば泣くし、眠い時には寝るのです。つまり、もう終わりだと思う必要は無く、「このジーナ式ほど訳がわからなくはない!」と悟りを開きましょう。それこそが、あなたの不安を和らげる最大のお守りとなります。
噛めば噛むほど味が出る:辞書的な利用方法
ジーナ式のこの本は、「良書ではあるが、難解である」という点をここまで力説してきました。逆に言えば、この本を頭からお尻まで理解する必要はありません。場合によっては一から読む必要もありません。この本はもはや辞書です。あなたがベビーと旅行に行こうと思った時、ベビーがなぜか泣き止まない時、何か足りないグッズがあるかなと感じた時。そんな時にあなたはこの本をそっと開ければ良いのです。
この本と関わるあなたにとってのデメリット
マジで読みにくい:拷問に近い
まあそりゃあこうきますよね。でもこれって僕の感想なんですよね、なのであなたにとっては読みやすいかもしれません。あなたは僕より読解力があるかもしれないし、集中力も想像力もあるかもしれない。そして僕はこれを日本語版で読みましたが、もしかしたら原書の英語で読めばもっとわかりやすかったのかもしれない。つまりこのデメリットは、読んでみないとわからないのです。
読めば読むほどわからなくなる:ほんとにやめてほしい
「なるほど、読んでみたら案外イケるかもしれない、、、、」と思わせてから再度落としますが。読めば読むほど混乱します。目次に先に目を通せば、総論→各論、のような構成になっていることはわかります。しかし序盤の、何を買い揃えれば良いか、の部分を読み始めた途端にジーナ式の迷路に迷い込み、眠りに誘われることになります。詳しくは説明されないが時折出てくる「ジーナ式スケジュール」の単語、ちょいちょい出てくる英国式の表現、など育児初心者の人間には対応不可能な見えないパンチが死角から叩き込まれます。とりあえず、このフェーズでは前述したメリットに立ち返って、ノックアウトだけはされないようにしましょう。
必ず正しいとは限らない:なんで紹介しているのか
そして、極め付けは「ジーナ式は正しいとは限らない」という点です。ウェブでいくつかのサイト記事を読みましたが(海外含む)、”ジーナ式なんて実際にやるのは無理だろう”とか、”実はジーナ式通りにやると危険である”という記事もありました。どの記事もそれなりに説得力があったので、一理あるなぁと思えました。ジーナ式はそれこそ初版が2007年であるため、現在に至るまでに科学的に証明・実証された出来事は含まれていません。そして、ジーナさんがどれくらいの人数の子供の面倒をみられたかはわかりませんが、あくまでジーナさんの手がけた子供たちから得られた知見であって、全ての赤ちゃんに当てはまることはきっと無いのです。
なので大切はことは、ジーナ式を鵜呑みにするのではなく、「まあこういう考え方もあるな」くらいの理解で良いでしょう。”使えないな”と思った部分は積極的に別の方法に置き換えてみても良いですし、”どう言った事実や背景があるのだろう?”と自分で調べてみるのも楽しいかもしれません。つまり、これらの行動も、あなたが「ジーナ式」に出会っていなければ起きていないことなのです。
さあ、あなたも「ジーナ式」へ
さてここまで読んでみたあなたはもう、ジーナ式を読んでみてたまらなくなったことでしょう。そして周りにもこの苦行偉業を分かち合いたくなったはずです。さあ、レッツ・エンジョイ・ジーナ式!
おすすめ本紹介『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版』